10.23 後楽園から始まった「POWER STRUGGLE」シリーズ
最終戦の11.7 大阪ではIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権 (王者) 内藤哲也 VS (挑戦者) EVILがラインナップされました。
今年4度目の対決となる内藤哲也 VS EVIL(2冠戦は3度目の対決)
新日本プロレス公式Twitterには批判的なコメントが多く寄せられています。
【11月7日(土)大阪の全カードが決定!】
メインは内藤哲也vs EVILの“二冠戦”!
セミでは飯伏幸太とジェイ・ホワイトが“東京ドーム・ダブル王座挑戦権利証争奪戦”!
第4試合の“IWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦”でKENTAと棚橋弘至が激突!https://t.co/sl5DqIojeB#njpw #njpst pic.twitter.com/iLPE4BZtkq
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 19, 2020
正直このマッチアップを「またか」と思いましたが、公式サイトに気になる記載がありました。
”なお、年内のIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合はこの大阪大会が最後となる” (新日本プロレス公式)

これはつまり、この2冠戦の勝者が2021年1.4 東京ドームのメインイベントに出場する機会を得るという事。
逆に敗者は1.4&5 東京ドーム本戦に出場する権利も危うくなるという事。
なぜ危うくなるのか、2つ理由があります。まず過去3年分のIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルの年内最後の選手権での敗者の1.4 東京ドームの対戦カードをまとめて見ました。
IWGPヘビー級
2019年 | SANADA | 1.4 第2試合 スペシャル8人タッグマッチ エルデスペラード タイチ 鈴木みのる ザックセイバーJr. (パートナーはBUSHI 鷹木信悟 EVIL)
1.5 第3試合 ブリティッシュヘビー級選手権試合 ザックセイバーJr. |
2018年 | Cody
飯伏幸太 |
(Cody)第5試合 IWGP USヘビー級選手権 ジュースロビンソン
(飯伏幸太)第1試合 NEVER無差別級選手権試合 ウィルオスプレイ |
2017年 | EVIL | 第4試合 IWGPタッグ選手権 デイビーボーイスミスJr. ランスアーチャー (パートナーはSANADA) |
IWGPインターコンチネンタル
2019年 | 後藤洋央紀 |
1.4 第3試合 スペシャル8人タッグマッチ チェーズオーエンズ 高橋裕二郎 バッドラック・ファレ KENTA(パートナーはYOSHI-HASHI 矢野通 石井智宏) 1.5 第5試合 NEVER無差別級選手権試合 KENTA |
2018年 | EVIL |
第4試合 IWGPタッグ選手権試合3WAYマッチ タンガ・ロア タマトンガ ニックジャクソン マットジャクソン (パートナーはSANADA) |
2017年 | 飯伏幸太 |
第3試合 スペシャルシングルマッチ Cody |
ここから分かるのがWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルの年内最後の選手権での敗者は1.4 東京ドーム大会であまりいい位置に試合がラインナップされない事。(この記事でのいい位置とはメインイベント・セミファイナルのことを指しています)
これはタイトルマッチ敗北後1.4東京ドーム大会までの間に、タイトルマッチやリーグ戦が少なくなりチャンスを掴みにくくなっていることからいい位置を掴むことが難しくなっているんだろうと思います。
2つ目は試合数の減少です。
例年1.4東京ドーム大会では8〜10試合ほど行われていますがコロナ対策の為に2021年の東京ドーム大会では試合数が減るのではないでしょうか?
現に「G1CLIMAX30」や「POWER STRUGGLE」などでも試合数が6試合となっており、また11.7 大阪大会では「G1CLIMAX30」準優勝者 SANADA選手やジュニア勢の出場もありません。
「POWER STRUGGLE」シリーズ後は「WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27」「Road to TOKYO DOME」となります。
もう1.4&5 東京ドーム大会まで2ヶ月を切っています。
果たしてIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルダブルチャンピオンとして1,4 東京ドームに出場するのはどちら選手なのか、また今回のタイトルマッチの敗者も1.4 東京ドームに出場することができるのか注目です。